05544-190623 「楽な歩き方」と「楽な立ち方」のポイント
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shio.iconがいつも履いている5本指シューズ「ビブラムファイブフィンガーズ」をお履きになっている方と一緒に歩いていたら、その歩き方がいささか不自然。せっかくビブラムファイブフィンガーズを履いているのに、指なし靴を履いた時と同じ、かかと着地で歩いています。ビブラムファイブフィンガーズを履けば自然と人間本来の歩き方になると思っていましたが、そうでもないようです。確かにshio.icon自身も当初は随分と試行錯誤しましたから(そして現在も歩き方に頭を使いながら歩いています)、歩き方を変えるには継続的な意識が必要なのかもしれません。 そこでビブラムファイブフィンガーズを履いた歩き方のポイントをお伝えしました。2009年にビブラムファイブフィンガーズを履き始めて以来、試行錯誤を続け、裸足歩行を研究している中京大学スポーツ科学部 金子 潤先生から数度にわたって教わった歩き方のポイントです。 その特徴は「楽」なこと。shio.iconは毎日1〜2万歩歩きますが、ビブラムファイブフィンガーズを履き始めて以来、脚がまったくむくまない。疲れない。靴擦れもない。血行が良くなるから冬でも足が中から温かい。その他、shio.iconが実感している効用は下記の記事などに書いています。
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それではその歩き方の要点を以下に列挙しましょう(思い出したら加筆します)。
「楽な歩き方」のポイント
前足部(forefoot:土踏まずより前の平らな部分)を中心として着地する。かかと着地ではなく前足部着地。実際に着地時の足は水平に極めて近いですが、かかとは浮いています。
重心の真下で着地する。重心より前方に足を下ろすのではなく、身体の真下、重心の真下で着地します。
着地する時に膝を抜く。地面からの衝撃を、まず土踏まずのアーチが吸収し、さらに膝が前に倒れることによって抜きます(上半身に伝えません)。
後ろ足を残す。出来るだけ最後まで後ろ足(のつま先)が接地した状態をキープします。
足首の力は抜く。足首をフレクシブルに、柔軟に。足首を直角に固めていると、かかと着地歩きになってしまいます(これが冒頭の方の歩き方でした)。
筋力ではなくアキレス腱が伸びて縮む力を利用します。
足の指が湾曲し、タイヤの表面のように地面を転がります。蹴りません。つかみません。ローリングです。
骨盤もローリング。後ろ足を残すことによって、骨盤が回り始めます(ロウボウトで左右のオールを交互に引く漕ぎ方をする場合に両手が描く交互回転運動に似ています)。
膝は足の真上を通る。膝が左右にぶれると、膝関節の故障の原因になります。
頭は水平移動(上下動しない)。だからアジア、アフリカなどで、細い女性たちが水がめやマーケットで商品を乗せた大きな板を頭に乗せたまま、水をこぼすこともなく歩き続けることができるのです。骨格で立っている(歩いている)ので筋力も不要。
結果としてほとんど足音がしません。エネルギーの無駄が少ない証拠。
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前提としての「楽な立ち方」
骨格で立つ。筋力ゼロ。例えばスカイツリーは筋力ではなく骨格で建っています。人体も同じ。筋力を使わず骨格で立ちます。
重心はかかと(と土踏まずの間くらい)。重心が前方にあると、猫背になり、頭の重量を首と背中で引き上げ続け、肩が凝り、内臓を圧迫します。悪いことだらけ。重心がかかとに位置し、骨格で立てばすべて改善します。
重心の位置がわかりにくい場合は、一旦、足の指を上げ、forefoot(前足部)も上げ、かかと立ちになり、そこからゆっくりとforefootを下ろしていき、forefootが地面に触れた瞬間が骨格で立てている位置です。それより前や後ろに重心を移動させてみると、脚全体の筋肉がすべて弛緩した位置が見つかると思います。そこ、そこが筋力ゼロ、骨格で立てている位置です。
身体の中心に柱が立つ。身体の重量がすべて垂直にかかり、骨格で立つ。
その柱の上に、頭がポンと乗る感覚。手のひらで傘を立ててバランスを取るのと同じ状態です。
その柱から腕がブランとぶら下がっている感覚。猫背になっていないので、肩も楽。首も楽。
筋力ゼロ。首も背中も弛緩しているから、身体が楽。
骨盤を立てる。腰が楽。
顎を引く。
歯を軽く閉じる。
舌を上顎につける。
鼻で呼吸する。
前方遠くを見る。
腹筋とお尻を引き締める。
歩き出し方のポイント
上記の「楽な立ち方」で立てたら、腰から前に進みます。最初は誰かに腰を後ろから押してもらいましょう。ずんずん押して前に進めてもらってください。次第に自ら腰を前に進めて、前方への重心移動で進むようにしていきます。
その時に、上半身は「楽な立ち方」の時と変わらず、垂直なまま。前傾しない。
腰から前に進むと、前に倒れないようにするため、身体が反射的かつ必然的に足が前に出ます。その時にできるだけ後ろ足を後ろに残す。
その足が重心の真下に着地。着地時、足は水平に近いですが、かかとは上がっており、forefootで着地します。
その繰り返しです。
その過程で、上記の「楽な歩き方」と「楽な立ち方」の諸要素を一つ一つ意識します。
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ビブラムファイブフィンガーズの全モデル、全カラー、全サイズを試し履きして購入できる期間限定のポップアップショップが、名古屋、東京、札幌、浦和で開店します。
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東京は6月27日〜7月1日。
店舗名: レンタルスペースさくら 中目黒 目黒川沿い
住所: 目黒区中目黒2-5-28
営業時間
6月27日(木)12:00~20:00
6月28日(金)12:00~20:00
6月29日(土)10:00~18:00
6月30日(日)10:00~18:00
7月1日(月)10:00~15:00
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